愛車で挑むか、レンタルで学ぶか?SRTTとHMSのバイク講習を徹底比較

はじめに

バイクに長く乗っていると、「もっと上手くなりたい」「安全に操作できるようになりたい」と思う瞬間があります。そんな時に役立つのが、プロインストラクターによるライディングスクールです。
私の友人も先日、SRTT(ストリート・ライディング・テクニカル・トレーニング)に参加しました。SRTTは「自分のバイクを持ち込んで受講する」スタイル。一方で、私は自分のバイクで講習を受けることに少し不安を感じています。
なぜなら、私の愛車 Honda CB1100RS(2018年式) は、一度も立ちゴケや転倒歴がない大切な一台だからです。綺麗な状態を保っているだけに、講習中の転倒リスクを考えると躊躇してしまいます。
友人のバイクも CB1300スーパーボルドール・ファイナルエディション で、こちらもまだ新しく大切に乗っているもの。
そこで今回は、SRTTともうひとつの選択肢である HMS(Honda Motorcyclist School/レインボーモータースクール) を比較し、どちらが自分に合うのか考えてみます。


SRTT(ストリート・ライディング・テクニカル・トレーニング)の特徴

SRTTは1997年に始まった歴史あるスクールで、元ホンダ・スポーツライディングスクールのインストラクターが中心となって運営しています。

  • 自分のバイクを持ち込んで参加するスタイル
  • 初心者からリターンライダー、ベテランまで幅広く対応
  • 「峠で怖い思いをした」「急ブレーキで不安」というライダーに最適
  • 実際の公道走行に直結する技術を磨ける

メリット

  • 愛車そのもので練習できるため、感覚が実走に直結する
  • バイクの特性を理解でき、弱点を知ることができる
  • 上達をその場で実感しやすい

デメリット

  • 転倒や立ちゴケのリスクがある
  • 修理費用が自己負担になる可能性
  • 「絶対に倒したくない」という心理的プレッシャーが強くなる

HMS(Honda Motorcyclist School/レインボーモータースクール)の特徴

もうひとつの選択肢が、ホンダが運営する公式ライディングスクール「HMS(レインボーモータースクール)」です。

  • 貸し出しバイクで受講可能
  • 125cc、250cc、400ccクラスのオンロード車やオフロード車など豊富なラインナップ
  • 初級・ナイスミドル・中級・スラローム・オフロードなど、目的に合わせたカリキュラム
  • 教習車ベースの安定したバイクを使うため安心
  • レインボーモータースクール埼玉をはじめ全国で開催

メリット

  • 愛車を傷つける心配がない
  • 思い切って限界に近い練習ができる
  • バイクに不慣れな人でも安心して参加できる
  • バイクや装備が一式レンタル可能な場合もある

デメリット

  • 愛車とは違う車両なので、感覚が直結しにくい
  • 車両レンタル代を含めた参加費がやや高め
  • 自分のバイクでの癖や挙動までは掴みにくい

SRTTとHMSを比較してみる

項目 SRTT HMS(レインボーモータースクール)
使用バイク 自分の愛車 貸し出しバイク
メリット 愛車で練習 → 実走に直結 愛車を傷つけない/思い切った練習が可能
デメリット 転倒リスクあり/心理的に不安 愛車の特性を学びにくい
対象 初心者~ベテランまで幅広く 初心者・リターンライダーに特におすすめ
雰囲気 公道に近い実践的な練習 安心感のあるスクール環境

初めて参加する人向け:一日の流れ(例)

初めてスクールに参加する人は「どんな流れで進むのか」気になるはずです。SRTTとHMSで多少異なりますが、一般的な講習の一日を例にすると以下のようになります。

午前の部

  • 受付・車両チェック(9:00頃)
    自分のバイクを使う場合はタイヤやブレーキをインストラクターと一緒に確認。HMSなら貸し出し車両を受け取ります。
  • ブリーフィング(9:30頃)
    当日のスケジュール説明、安全ルールの確認。ここで緊張をほぐせます。
  • 基礎練習(10:00~12:00)
    低速バランス、ブレーキング、スラロームなど。最初は簡単な操作から始めるので初心者でも安心。

昼休憩(12:00~13:00)

食堂や持参のお弁当で休憩。インストラクターや他の参加者との交流もあり、仲間ができやすい時間です。

午後の部

  • 応用練習(13:00~15:00)
    急制動やコーナリングなど、午前に学んだ基礎を応用。
  • 模擬走行・総合トレーニング(15:00~16:00)
    実際の道路シーンを想定した走りを体験。公道で役立つ技術を磨きます。
  • まとめ・フィードバック(16:00~16:30)
    インストラクターから個別にアドバイス。自分の課題や次の目標が見えてきます。

この流れを見ると、想像以上に「一日かけてじっくり学ぶ」内容であることが分かります。


参加前に準備しておきたいもの

どちらに参加する場合も、装備はしっかり整えておきたいところです。

  • フルフェイスまたはジェットヘルメット
  • プロテクター付きジャケット
  • グローブ、ブーツ
  • 膝・肘・胸部のプロテクター
  • 汗拭きタオル、飲み物

もし自分のバイクで参加する場合は、以下の整備チェックも忘れずに。

  • タイヤ(空気圧と残り溝)
  • ブレーキ(パッドと効き具合)
  • エンジンオイル
  • ハンドル・レバー類の緩みチェック

日程や申し込みについて

SRTTもHMSも、日程は定期的に更新されます。したがってブログで具体的な日付を書くよりも、公式サイトで最新情報を確認できるリンクを案内するのがベストです。

人気のクラスはすぐに埋まるため、参加を検討している場合は早めの予約が安心です。


まとめ

  • 愛車でスキルを磨きたい人 → SRTTがおすすめ
    実際に乗っているバイクで練習するからこそ、技術が直結しやすい。
  • 愛車を守りたい人、まずは気軽に挑戦したい人 → HMSがおすすめ
    レンタルバイクを使うため安心して思い切った練習ができる。
  • 初めての人は一日の流れを知っておくと安心
    午前は基礎、午後は応用という形でじっくり学べる。

私自身も、まずはHMSで一度「転倒しても大丈夫」という環境で練習し、その後にSRTTでCB1100RSを使って本格的に磨いていくのが理想だと感じています。


おわりに

バイク講習は、単なるテクニック習得の場ではなく、自分のライディングを見直し、安全意識を高める機会でもあります。
愛車を大切にしているライダーこそ、どちらかの講習に一度は参加してみることを強くおすすめします。
あなたは「愛車で挑む派」でしょうか?それとも「レンタルで安心派」でしょうか?